胡蝶しのぶと富岡義勇はどっちが強い？ガチバトルを考察してみた！勝者は！？

結論から言うと、しのぶはかなり本気で、義勇を戦闘不能にするつもりだったと考えられます。その根拠は以下の3つです。

1. 明確な「隊律違反」への怒り
   鬼（禰󠄀豆子）を庇うことは、鬼殺隊において最も重い罪の一つ。しのぶは義勇に対し「隊律違反ですよ」と明確に指摘しており、正当な理由として攻撃を仕掛けています。
2. 表情に浮かぶ血管
   義勇に羽交い締めにされた際、しのぶの額には血管が浮かび上がっていました。これは、普段の穏やかな彼女からは想像もつかないほどの、明確な怒りの現れです。
3. 急所を狙った奇襲
   最後の攻撃は、靴のかかとに仕込んだ刃物で義勇の顔面（おそらく目）を狙うというものでした。これは明らかに相手を無力化、あるいは殺害しようとする意志の現れです。

これらの描写から、しのぶは義勇が嫌いという私情以上に、鬼殺隊の規律を破る者への制裁として、本気で攻撃していた可能性が高いです。

一方、義勇はしのぶを傷つける気は一切なく、あくまで防戦に徹していました。

彼の目的は「しのぶを止めること」と「禰󠄀豆子を逃がすこと」の2点のみ。仲間であるしのぶに刃を向けるつもりはなく、水の呼吸を使ったのも、しのぶの攻撃を受け流し、距離を取るためでした。

しかし、その“手加減”が、最後の場面で致命的な隙を生みます。しのぶの奇襲に対し、義勇は「ハッ！」と明らかに意表を突かれていました。これは、彼がしのぶを「本気で殺しにはこないだろう」と、どこかで油断していた証拠と言えるでしょう。

お互いが本気でぶつかり合った場合、純粋な剣士としての実力で上回る「冨岡義勇が勝利する」と考察します。その理由は以下の通りです。

1. 毒が人間には効かない
   しのぶ最大の武器である藤の花の毒は、あくまで鬼に特化したもの。人間である義勇に対しては、決定打になり得ません。
2. 圧倒的なフィジカルの差
   公式ファンブックで明かされた「腕相撲ランキング」では、義勇は柱の中で6位。一方、しのぶは最下位です。「鬼の頸が斬れない」という描写通り、純粋なパワーでは義勇に大きく劣ります。
3. 水の呼吸による鉄壁の防御
   義勇が編み出した拾壱ノ型「凪」は、あらゆる攻撃を無効化する絶対防御の領域。たとえしのぶの突きが神速でも、本気の義勇の「凪」を突破するのは極めて困難でしょう。

これらの要素から、お互いが全ての能力を解放して戦った場合、地力で勝る義勇に軍配が上がると考えられます。