鬼滅の刃

【胡蝶しのぶの性格】今と昔を比較!変わった理由はカナエにあった!!

鬼滅の刃で人気キャラ上位の胡蝶しのぶ。いつもニコニコ笑顔で口調も優しい。ふわふわした感じの話し方で相手を安心させられるような存在です。人も鬼もみんな仲良くすればいいのにとも言っています。

那多蜘蛛山で負傷した炭治郎達を蝶屋敷で休養を取らせ、その後は機能回復訓練など様々な手助けをしてくれました。

これだけでも胡蝶しのぶは優しい姉さんキャラと感じとることができます。僕も最初はしのぶって女神のようなキャラだと思っており、その魅力に惹かれ一番好きなキャラになりました。

しかし本当の胡蝶しのぶの顔は全くの逆だったのです。

自分の人生をめちゃくちゃにした鬼を心底憎んでおり、性格も強気でサバサバしており口調も少しキツめな印象も!!例えるなら蝶屋敷にいる神崎あおいに似ていますね。

それが判明したのは作中、しのぶの過去が描かれた回(鬼滅の刃・コミック7巻番外編、アニメ25話「継子・栗花落カナヲ」)や胡蝶姉妹の鬼殺隊入隊までの道を書き綴った小説版第二弾『片羽の蝶』で明らかになっています。

この記事では、そんな胡蝶しのぶが鬼滅隊の柱になる前の姿を僕なりの意見も含めレビューしていきたいと思います。胡蝶しのぶの過去が明かされているコミックや小説の内容もレビューしていくため、ネタバレ含みますのでご注意ください。

胡蝶姉妹が鬼殺隊に入るきっかけとなる出来事を書き綴った小説『片羽の蝶』をレビューした記事も合わせてご覧ください。

1.【胡蝶しのぶの性格】昔と今では全然違う!理由は姉のカナエにあった!!

炭治郎たちが機能回復訓練をしている最中のこと、屋根上で黄昏ている炭治郎の前に現れたしのぶは匂いに敏感な炭次郎に「怒ってますか?なんかいつも怒ってる匂いがしていて ずっと笑顔だけど」と言われています。

一瞬ハッとしたしのぶの答えは「そう・・・そうですね 私はいつも怒っているのかもしれない」と認めています。(鬼滅の刃・コミック6巻)

「私の姉も君のように優しい人だった 鬼に同情していた 自分が死ぬ間際ですら鬼を哀れんでいました 私はそんなふうに思えなかった 人を殺しておいて可哀想?そんな馬鹿な話はないです でもそれが姉の想いだったなら私が継がなければ 哀れな鬼を斬らなくて済む方法があるなら考え続けなければ 姉が好きだと言ってくれた笑顔を絶やすことなく だけど少々 疲れまして」

引用:鬼滅の刃6巻/吾峠呼世晴

この時、しのぶの本当の性格はまだ分かっていませんでしたが、コミック7巻の番外編にてやっと本来のしのぶの姿を見ることができました。

「姉の意思は私が継がなければ」と言っていた意味も、しのぶの言動や口調が亡き姉の胡蝶カナエにそっくりだっところも番外編で初めて登場したカナエを見て、今の柱になったしのぶはカナエを演じている偽りの姿なのだとようやく理解できました。

その後に発売された鬼滅の刃の小説「片羽の蝶」にて悲鳴嶼行冥がこう言っています。

「カナエが死に、しのぶは変わった。倒すべき鬼にすら情けをかけた、やさしすぎる姉の仕草、口調、立ち居振る舞い、性格ーすべてを模し、それこそ血を吐くような修練の末に、柱にまで上りつめた。」

引用:鬼滅の刃小説第二弾『片羽の蝶』/吾峠呼世晴

と。

これらから読みとれることは、しのぶにとってカナエの死はそれほどまでに辛く受け入れ難い現実だったということです。

カナエを愛するが故に自身の性格まで変えてしまったのです。

2. 胡蝶しのぶの本当の性格は強気で男勝り!?

コミック7巻の番外編では栗花落カナヲが人買いの男に連れられているところをカナエとしのぶが助ける場面から始まります。

しかし、笑顔のカナエに対してしのぶの表情は眉が上がりムスッとしていてキツそうな性格に見えます。

髪型は現在の垂らしたサイドの髪がなく、若干今より短めですが相変わらず抜群に可愛いです(笑)

カナヲに笑顔で「あなたのお名前は?」と話しかける胡蝶カナエ。

そんなカナエに「そいつに名前なんかねぇよ 親がつけてねぇんだ もういいだろ離れろや」と伸ばしてきた人買いの男の手を払い退け「姉さんに触らないでください」とひと睨みするしのぶ。

続けて「このガキとお喋りしたきゃ金を払いな」という男に対し

「じゃあ買いますよ この子を これで足ります?」と言って大量のお金を撒き散らす男気たっぷりのしのぶ。

冒頭このシーンだけで今のしのぶとは別人の性格だということが分かります。

ちなみに姉のカナエはこの時しのぶの様子をみて「ああ~~~いいのかしら」と少し困った様子でした。(笑)

もう一度見たいシーン

このストーリーはアニメでも放送されており、しのぶの少し尖った性格の一面を動きありで見ることができます。
見どころは胡蝶しのぶの荒めな口調を表現する声優『早見 沙織さん』の実力がうかがえるところ。

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胡蝶しのぶは栗花落カナヲの教育係だった!?

また、しのぶは蝶屋敷に連れられてきたカナヲの教育係りのような存在でもありました。しっかりした教育者といった感じですが、そこでも口調は強く厳しい印象です。

人に言われないとご飯すら食べないカナヲに「自分の頭で考えで行動できない子はだめよ あぶない」とまで言う手厳しさ。

自分の意思で物事を決められず、何事にも銅貨の出た目で決めるカナヲに相当頭を抱えていたようですね。。。

でも逆に言えば、それだけカナヲのことを気にかけ心配していたということにもなります。

口調や表情は厳しくても、しのぶの本質そのものがきっと優しいのでしょう。そんな本性を知った僕ですが益々しのぶさんファンになりました。

また、カナヲをとても気にかけ成長を陰から見守っているしのぶの姿が描かれている作品もあります。

その作品とは鬼滅の刃DVD第10巻の付録となっている特典CDのオリジナルドラマ『胡蝶三姉妹の夕べ』です。カナエ・しのぶ・カナヲの3人を描いた物語で、声だけで楽しむストーリーとなっていて3人の声優さんの演技に見せられる作品となっています。

内容をざっくり要約すると、親方様に呼ばれたカナエが留守の間、しのぶとカナヲが2人で縁日に行くことに。

縁日でも何も考えずにいるカナヲをいつか自分の意思をきちんと表に出すことができるのか心配に思います。

1人では何も決断できないカナヲの自発性を伸ばすためしのぶはある作戦を考えつきます。カナヲにお小遣いを渡し屋台で自分の好きなものを買うように指示し、自分はこっそり後をつけて様子を見るといったもの。

なかなか何も買わずにただ売り物を見ているカナヲをまどろっこしく見ているしのぶ姉さん。

「カナヲ買っちゃえ、買うのよ!!」と遠くからエールを送る姿には本当にカナヲのことを想っているしのぶを感じることができます。

結局カナヲが1人で買ったものとは・・・!?カナヲのしのぶを想う心が健気でウルっときてしまいます。

この作品は、しのぶがまだ柱になる前の物語なので性格は強気でいつも怒っている過去の(本来の)しのぶです。しかし本心はカナヲのことばかり気にかけている頼りになる姉貴分です。誰よりも可愛がり見守っている姿はまるで本当のお姉ちゃんのようです。こんな気持ち普通は優しい人以外できないことです。しのぶは性格はサバサバしていても心から優しい人物ということがわかります。

しのぶは幼い頃から強気な性格と頭脳明晰だと判明!

小説「片羽の蝶」は胡蝶姉妹が鬼殺隊に入隊する前、2人を救った悲鳴嶼行冥に鬼殺隊への入り方を聞くべく悲鳴嶼の家に居候する物語です。

悲鳴嶼に丁寧にお願いするカナエに対して強引に教えてもらおうとするしのぶ。

まだ幼い2人ですが、この頃から強気なしのぶを見ることができます。悲鳴嶼のために道端で見つけた山菜ときのこを摘み「晩ご飯にと思って。気が利くでしょう?」とちょっと厚かましい面も。

しかし頭の良さは幼少期から健在で、大岩を動かしたら育てを紹介するという悲鳴嶼との約束に頭脳を使ってクリアする2人!

驚く悲鳴嶼にも、”動かし方の指定はないはずだ!”と食いつき気味。

過去のしのぶを知れば知るほど現在のしのぶが作られた人物だとわかってきます。

まとめ

過去のしのぶを見ているうちに思ったことは、現在のしのぶに逆に違和感を感じてしまうということです。なぜならば今のしのぶは笑顔で優しい口調だけど、言動はキツいイメージがあるからです。

例えば那多蜘蛛山では鬼に拷問すると言ったり、禰豆子を「可哀想に」と言いながら一番苦しまない毒で殺してあげましょう」と言ったり、見た目と行動がまるで違うのが逆に怖いです。まるでサイコパスのようではないですか。。。

いくら姉の意志を継ごうと思っていても性格までは簡単に真似できるものではありません。

ならばありのままの胡蝶しのぶでいたほうが魅力的なのでは?思う時もあります。

だって胡蝶しのぶは本来の強気な性格だったとしても心の優しい人なのですから。例えそれが気の強い蟲柱だったとしても僕は大好きになっていたことでしょう。

では、最後までお読みいただきありがとうございました。

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