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鬼滅の刃に登場する蟲柱・胡蝶しのぶ。
常に浮かべている柔らかな微笑み、丁寧で優しい口調、そして「人も鬼もみんな仲良くすればいいのに」という言葉…。一見すると、彼女は慈愛に満ちた女神のような存在に見えますよね。
しかし、炭治郎がその笑顔の裏に「怒りの匂い」を嗅ぎ取ったように、彼女の内面には、壮絶な過去によって生まれた、もう一つの顔が隠されています。
実は、今のしのぶの性格は、
亡き姉・カナエを演じる“作られた姿”だった
この記事では、胡蝶しのぶの“本当の性格”に迫ります。姉・カナエが生きていた頃の、強気で男勝りだった「昔のしのぶ」。そして、姉の遺志を継ぐために自身を変えた「今のしのぶ」。
なぜ彼女は変わらなければならなかったのか?その悲しい理由と、彼女が内に秘めた激情の正体を、原作と公式ファンブックの情報を基に徹底的に解説します。
【結論】なぜしのぶの性格は変わった?理由は姉・カナエの死
まず結論から言うと、しのぶの性格が大きく変わった理由は、最愛の姉であり、元・花柱であった胡蝶カナエが上弦の弐・童磨に殺されたことが直接的な原因です。
「カナエが死に、しのぶは変わった。倒すべき鬼にすら情けをかけた、やさしすぎる姉の仕草、口調、立ち居振る-舞い、性格ーすべてを模し、それこそ血を吐くような修練の末に、柱にまで上りつめた。」
引用:鬼滅の刃小説第二弾『片羽の蝶』
つまり、今の私たちが知る胡蝶しのぶの姿は、鬼にすら同情した姉の「鬼と仲良くしたい」という叶わぬ夢を、自分が代わりに背負うために、血の滲むような努力で作り上げた“仮面”だったのです。
では、その仮面の下に隠された「本当のしのぶ」とは、一体どんな人物だったのでしょうか。
本来の性格は男勝りの毒舌家!?昔のしのぶの姿
アニメ第25話の回想シーンや、小説版「片羽の蝶」で描かれる昔のしのぶは、今の姿からは想像もつかないほど、強気でハッキリと物を言う性格でした。
今のしのぶ(姉の模倣)

昔のしのぶ(本来の性格)

人買いからカナヲを助けるシーンでは、姉のカナエが優しく話しかけるのとは対照的に、人買いの男に対し「姉さんに触らないでください」と鋭い眼光で睨みつけ、大金をばら撒いて「これで足ります?」と言い放つなど、非常に男前な一面を見せています。
口調は荒っぽく、短気で負けず嫌い。しかし、その行動の根底には常に姉や仲間を想う優しさがありました。不器用ながらも、誰よりも情に厚い。それが、胡蝶しのぶの“本当の姿”だったのです。

【必見】仮面が剥がれる瞬間…童磨戦で見せた“本当の怒り”
姉の仮面を被り、常に笑顔を絶やさなかったしのぶ。しかし、その仮面が剥がれ落ち、本来の激情がむき出しになる瞬間が一度だけありました。それが、姉の仇である上弦の弐・童磨との最終決戦です。
童磨の挑発的な言動に、しのぶの怒りは頂点に達します。普段の丁寧な口調は消え失せ、「お前は一体どれだけの人の命を弄び喰ってきた?」「腸を引きずり出して喰らわせてやる」といった、荒々しい言葉を叩きつけます。
そして、極めつけが、全身全霊の突きを放つ瞬間に叫んだこの一言。彼女がどれほどの憎しみを胸に秘めて生きてきたのかが痛いほど伝わる、鬼滅の刃全体でも屈指の名シーンです。
このしのぶの魂の叫び、そして壮絶な戦いの結末を、ぜひアニメの高クオリティな映像で目撃してください。
もう一度、しのぶの“本当の想い”に触れてみませんか?
この記事を読んで、胡蝶しのぶというキャラクターの奥深さを再認識し、アニメ本編を見返したくなったのではないでしょうか。