那多蜘蛛山の鬼討伐にて、善逸が蜘蛛の兄鬼を倒したあと小屋の屋根に倒れるシーン。このあと胡蝶しのぶが空から助けに来るシーンになりますが、このシーンが印象的な人は多いのではないでしょうか?
僕もこの登場するしのぶの華麗さに魅了されすっかりしのぶファンになってしまいましたから。(笑)
でもこのシーンで今でも謎な部分があります。それはしのぶが登場する前に善逸がみた蝶々。あの蝶は一体どういう意味なのか?その真相は分かりません。でもすごく気になりますよね?
そこでこの記事でいくつか考察してみたのでその内容を書いていこうと思います。
是非あなたも一緒に考えてみて下さい。
それではさっそく!
善逸が見た蝶の正体は!?いろいろ考察してみた
あの蝶は本当の蝶?それともしのぶ本人?いや、もしかしたらしのぶが出す蝶の技なのかもしれない・・・。
いろいろな考えができますがどれが1番しっくりくる答えになるのでしょうか。一つずつ考えてみました。
【考察1】本当の蝶なのか?
まずは本当の蝶だったのか?という考察です。蝶の登場の仕方を思い出してみて下さい。
意識が失いそうなる中、善逸の心に呼びかける師匠の桑島慈悟郎の声。「あきらめるな!」この声で善逸はかろうじて目を開けます。
意識が朦朧とする善逸の目に入ってきたのは綺麗な満月。そしてその満月に重なるようにゆっくり羽ばたき飛んでくる1匹の蝶。
やがてその蝶は段々と近づくにつれ大きく見えるようになります。その蝶は善逸の目前までくると胡蝶しのぶへと変わる描写でしたよね。
もし本当の蝶だったとしたら目前でしのぶに変わるようなことになるでしょうか?そんなこと手品でもない限り起こり得るとは思えません。それに本当の蝶だったとしたら胡蝶しのぶが登場するタイミングに偶然飛んでいるのも話ができすぎています。そう考えると可能性は低いのか??
【考察2】善逸が胡蝶しのぶ本人と見間違えた??
では次に善逸が胡蝶しのぶを蝶と見間違えた?説です。確かに善逸の直前まで来たしのぶは本物の蝶が羽ばたく姿にそっくりですね。
善逸も意識がなくなりそうな状態で目も虚ろ・・・。そんな状態で遠い上空で蝶そっくりに羽ばたくしのぶさんを見ても本物と見間違えても納得はいきます。
人が飛ぶなんてあり得るのか?と疑問もありますが、現にしのぶは空から飛んで善逸の前に現れていますし、富岡義勇がしのぶを追いかけるシーン(禰豆子を追う胡蝶しのぶを義勇が追いかけるシーン)でも上空へ舞い上がっているしのぶを見ることができます。
それに胡蝶しのぶは鬼殺隊の蟲柱でもあるので、全集中の呼吸常駐を体得していますから一定時間なら飛ぶことも可能なのでは!?とも考えられます。
ずっと蝶を目で追っていた善逸の目前で胡蝶しのぶに変わっていますから、あのシーンは善逸が見えていたモノを善逸目線で描画しているのではないか?と考察できます。
つまり目が虚な善逸が遠くの空で飛んでいる時は蝶のように見え、目前になったら虚な目でも本当はしのぶだったことが分かった。というふうに捉えることができるのではないでしょうか。
【考察3】胡蝶しのぶの技の蝶なのか?
最後は胡蝶しのぶが出した技の蝶?説です。
胡蝶しのぶといえば鬼の頸を切れないので毒で倒す戦い方で有名ですが、そのスピードも大したもの!
戦闘中、華麗な蝶が無数に出てきて敵を翻弄し、猛スピードで一気に毒を撃つ! こんな戦い方です。
そう、胡蝶しのぶは戦いに蝶を出すことができますよね。もし技を出しているときの蝶であっても不思議ではありません。
しかし一つひっかかる点が。それはあのシーンで何の技を出していたのか?ということです。 敵が存在しないあの場面で技を出すのは考えにくいです。
・まだ敵が潜んでいると思ったから?
→いやいや、柱ともなれば鬼の気配くらい簡単に感じることができるはず
・空を飛ぶための技?
→富岡義勇に追われているとき、蝶などでなくても飛んでいた
いずれも根拠としては弱い感じがします。それにしのぶの登場は超ゆっくりヒラヒラと降りてきていますから、技にしたらまったりし過ぎな気もします。
【考察結果】善逸が見た蝶は胡蝶しのぶだった!
考察結果としては、善逸が見た蝶は幻で、実は胡蝶しのぶだった!と考えるのが1番合点がいくと思われます。
意識が薄れていく善逸なら胡蝶しのぶを蝶と見間違えるのも納得できます。それに善逸は聴覚に長けていますが視覚に長けているとは作中言っていません。
胡蝶しのぶが舞う姿は蝶そっくりなので善逸が見間違えるのも無理はありません。
そう考えると可能性は十分にあります。
また技を使わなくても胡蝶しのぶは飛ぶことができるのでこの理屈も通ります。
恐らくこの善逸を救うシーンで、胡蝶しのぶを蝶に見間違えるほど瀕死状態の善逸を表現したかったのではないでしょうか?
そしてこの回がほぼ初登場である蟲柱・胡蝶しのぶは、蝶をメインとする戦い方をするキャラクターだと主張するための演出とも考えられます。
いずれにしても、このシーンは描写も幻想的で綺麗ですしBGMも胡蝶しのぶにぴったりで素敵です。なんとも胡蝶しのぶ色が強いシーンになっているな、と感じました。
ファンも多いシーンですのでもう一度観たいと思った方は鬼滅の刃の全話が観られるサービスもあるので是非もう一度観てみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。